東京で税理士をしている野中敏博と言います。元々はシステムエンジニアだった知識・経験と、開業後に始めたマーケティングを活用して、毎日経営者の方々と一緒になってこの不況を乗り切ろうと頑張っています。
中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等に対して、
IoT、ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を
国が負担してくれる補助金があります。それが「中小企業省力化投資補助金」です。
1.この補助金で導入できる省力化に役立つ製品
この補助金で導入できる省力化に役立つ製品は以下の通りです。
●清掃ロボット ●配膳ロボット ●自動倉庫 ●検品・仕分システム ●無人搬送車
●スチームコンベクションオーブン ●券売機 ●自動チェックイン機 ●自動精算機 ●丁合機
●タブレット型給油許可システム ●オートラベラー ●飲料補充ロボット ●測量機
●デジタル紙面色校正装置 ●印刷用紙高積装置 ●印刷用インキ自動計量装置
●段ボール製箱機 ●近赤外線センサ式プラスチック材質選別機
2.補助上限額・補助率
本補助金における補助上限額・補助率は以下の通りです。
●従業員数5名以下補助上限額: 200万円(300万円) 補助率1/2
●従業員数6~20名補助上限額: 500万円(750万円) 補助率1/2
●従業員数21名以上補助上限額:1,000万円(1,500万円) 補助率1/2
※賃上げ要件を達成した場合、()内の値に補助上限額を引き上げ
3.申請手続き
① 公募要領で補助対象者、申請要件、対象経費、スケジュール等を確認
② カタログを参照して製品を選び、販売事業者に連絡
③ GビズIDを取得※のうえ、電子申請システムにより販売事業者と共同申請
本記事が皆様のお役に立てば幸いです。
(2024年10月)
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前回に引き続き、東京都の魅力ある職場づくり推進奨励金をご紹介します。
4.具体的な取組の内容
2回の専門家派遣を受け、職場環境の改善や人材育成など従業員のエンゲージメント向上に向けた取組(①~⑨)、結婚等のライフステージを支援する取組(⑩~⑭)、賃金引上げの取組(⑮)の中から、2つ以上を選択して実施する必要があります。
従業員のエンゲージメント向上に向けた取組 (各10万円/最大40万円) |
① フレックスタイム制 ② 多様な勤務形態(選択的週休3日制・勤務間インターバル) ③ ワーケーション制度 ④ 社外副業・兼業制度 ⑤ 人材育成方針の策定と目標管理・キャリア面談制度 ⑥ 社内メンター制度 ⑦ リスキリング・資格取得支援制度 ⑧ 外部キャリアコンサルタント活用支援制度 ⑨ 従業員表彰制度・報奨金制度 |
結婚等のライフステージを支援する取組 (各10万円/最大30万円) |
⑩ 多様な正社員制度(短時間正社員・勤務地限定・ リモートキャリア・職務限定・タームタイムワーク) ⑪ 家庭応援特別休暇制度(セレモニー休暇・地域活動休暇・ 子ども長期よりそい休暇等) ⑫ 産休・育業を支える従業員への支援制度 ⑬ 子育て支援勤務制度 (慣らし保育・小1の壁を乗り越える勤務制度) ⑭ 積立休暇制度 |
賃金引上げの取組(従業員1人当たり6万円/最大60万円) |
⑮ 時間当たり30円以上の賃上げ |
5.対象事業者
都内で事業を営んでいる中小企業等(常時雇用する労働者数300人以下)であることが要件となります。
ほかにも多数要件がありますので、詳細は最新の募集要項をご確認ください。
本記事が皆さまのお役に立てば幸いです。
(2024年10月)
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<ブログ用 目次>
「2024年問題」に取組む建設業・運輸業の方へ
都内中小企業のデジタルツール導入を支援します
助成対象となる事業のイメージ(例)
1. 複数の業務改善ソフトウェアまたはクラウドサービス(例:財務会計・人事労務・給与計算・税務管理等のソフトウェアまたはクラウドサービス)を組み合わせて新たに導入することで、バックオフィス業務の工数を削減
2. タクシー等の配車の実績を位置情報で把握し報告書の作成を自動化することで工数を削減
3. クラウド上で設計図面を管理し、工事現場において共有し効率化を促進
4. マーケディングオートメーションツールを新たに導入し、営業・マーケティング活動の自動化を促進
助成率・限度額
助成率 助成対象経費の 3/4 以内
助成限度額 最大100万円(下限額5万円)
助成対象事業者
建設業及び運輸業に該当する都内の中小企業者または中小企業団体
申請スケジュール
申請期間 | 交付決定日 | 助成対象期間(1年間) |
令和6年10月1日~10月22日 | 令和6年12月下旬 | 令和7年1月~ |
令和7年1月下旬 | 令和7年2月~ |
事業全体の流れ
申請 → 書類審査 → 交付決定 → 事業実施 → 完了報告・検査 → 助成金額決定 → 助成金請求 → 助成金お支払い
本記事が皆様のお役に立てば幸いです。
(2024年09月)
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東京都では、企業の人材確保や職場環境整備を応援する助成金が多数実施されています。
今回は、最近注目が高まっている「魅力ある職場づくり推進奨励金」についてご紹介します。
1.概要
都内中小企業等の職場環境の改善や人材育成、結婚から子育てまでのライフステージの支援、賃金の引上げなどの制度構築や取組を支援する助成金です。
従業員の「エンゲージメント」向上に向けた職場環境づくりを推進し、企業の労働生産性を高め、持続的な成長を促進することを目的としています。
「エンゲージメント」とは、働く方が、仕事へのやりがい・働きがいを感じる中で、組織や仕事に主体的に貢献する意欲や姿勢を示す概念であり、これが高まると、企業の生産性向上につながるとされています。
2.支給額
2回の専門家派遣を受け、次回ご紹介する15種類の取組のうち、2つ以上実施した企業に対し、取組内容に応じて最大130万円が支給されます。
3.2024年度の申請日程(予定)
回数 |
予定社数 |
事前エントリー受付期間 |
第6回 |
140社 |
2024/10/7(月)9:00 ~ 10/11(金)17:00 |
第7回 |
140社 |
2024/11/1(金)9:00 ~ 11/8(金)17:00 |
第8回 |
140社 |
2024/12/9(月)9:00 ~ 12/13(金)17:00 |
第9回 |
140社 |
2025/1/6(月)9:00 ~ 1/10(金)17:00 |
第10回 |
140社 |
2025/2/3(月)9:00 ~ 2/7(金)17:00 |
※応募が予定社数を超えた場合は、受付期間終了後に抽選を行います。また、予定社数に達しない場合は、次回のエントリー回以降の予定社数を追加する場合があります。
次回は、取組の内容についてご説明します。
本記事が皆さまのお役に立てば幸いです。
(2024年09月)
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