東京で税理士をしている野中敏博と言います。元々はシステムエンジニアだった知識・経験と、開業後に始めたマーケティングを活用して、毎日経営者の方々と一緒になってこの不況を乗り切ろうと頑張っています。
日本政策金融公庫に新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方が
無担保・無保証人で利用できる「新創業融資制度」があります。
【新創業融資制度の概要】
利用いただける方 |
1.対象者の要件 新たに事業を始める方または事業開始後税務申告を2期終えていない方 2.自己資金の要件 新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を1期終えていない方は、創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金(事業に使用される予定の資金をいいます。)を確認できる方 |
資金使途 |
設備資金および運転資金 |
融資限度額 |
3,000万円(うち運転資金1,500万円) |
返済期間 |
各融資制度に定める返済期間以内 |
利率(年) |
資金使途、返済期間などによって変動 |
担保・保証人 |
原則不要 |
新創業融資制度は、その他の要件もありますのでご注意ください。
融資を考えている方はお気軽に当事務所までお問い合わせください。
(2022年06月)
補助対象経費科目 | 活 用 事 例 |
①機械装置等費 | 製造装置の購入等 |
②広報費 | 新サービスを紹介するチラシ作成・配布、看板の設置等 |
③ウェブサイト関連費 | ウェブサイトやEC サイト等を構築、更新、改修するために要する経費 |
④展示会等出展費 | 展示会・商談会の出展料等 |
⑤旅費 | 販路開拓(展示会等の会場との往復を含む)等を行うための旅費 |
⑥開発費 | 新商品・システムの試作開発費等(販売商品の原材料費は対象外) |
⑦資料購入費 | 補助事業に関連する資料・図書等 |
⑧雑役務費 | 補助事業のために雇用したアルバイト・派遣社員費用 |
⑨借料 | 機器・設備のリース・レンタル料(所有権移転を伴わないもの) |
⑩設備処分費 | 新サービスを行うためのスペース確保を目的とした設備処分等 |
⑪委託 ・ 外注費 | 店舗改装など自社では実施困難な業務を第3 者に依頼(契約必須) |
今回からは、人材育成に取り組む企業を支援する「人材開発支援助成金」をご紹介いたします。
この助成金には多数のコースが用意されていますが、比較的活用しやすい「特定訓練コース」「一般訓練コース」に的を絞って解説します。
「特定訓練コース」「一般訓練コース」とは、雇用保険被保険者(有期契約労働者などを除きます)に対して、職務に関連した専門的な知識および技能の習得を目的として、計画に沿って訓練を実施した場合に、訓練中の賃金と訓練にかかった経費の一部を助成するものです。
この助成金は、「キャリアアップ助成金」と混同されることがしばしばありますが、対象労働者と取組内容の点で異なっています。
キャリアアップ助成金は、主に非正規雇用の労働者を対象として、正社員への転換などの処遇改善を行った場合に、支援を受けられる制度です。
これに対し、人材開発支援助成金は、主に正規雇用の労働者を対象として、より高い知識・技術の習得を図った場合に、支援を受けられる制度となっています。
次回は、対象となる訓練についてご説明します。
こちらの助成金の活用を検討されたいとお考えの方は、当事務所までお気軽にお問合せください。
(2022年05月)
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<ブログ用 目次>
融資の申込先のもうひとつ日本政策金融公庫は中小企業や小規模企業の
事業者を対象に融資を行っている政府系の金融機関です。
事業規模や業種によって以下の3種類の事業があります。
「国民生活事業」
個人企業や小規模企業向けの小口事業資金の融資
融資残高の平均は約1,000万円
「中小企業事業」
中小企業向けの長期事業資金の融資
融資残高の平均は約1億3,000万円
「農林水産事業」
農林漁業や国産農林水産物を取り扱う加工流通分野の
長期事業資金の融資
それぞれの事業ごとに、利用目的にあわせた融資制度が用意されていて、
様々な制度の中から自分にあった借入を選択できるのが特徴となっています。
また資金の使いみちに応じて、同時に複数の事業の融資制度を利用できます。
融資を考えている方はお気軽に当事務所までお問い合わせください。
(2022年05月)
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通常枠 (現行) |
特別枠(新設) | 特別枠 (新設) |
特別枠 (新設) |
特別枠 (新設) |
特別枠 (新設) |
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類型 | 賃金引上げ枠 | 卒業枠 | 後継者支援枠 | 創業枠 | インボイス枠 | |
補助率 | 2/3 |
2/3(赤字事業者については3/4) | 2/3 | 2/3 | 2/3 | 2/3 |
補助上限 | 50万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 100万円 |
追加申請要件 | ― | 次回以降、ご説明します | 次回以降、ご説明します | 次回以降、ご説明します | 次回以降、ご説明します | 次回以降、ご説明します |
類型 | 概 要 |
賃金引上げ枠 | 販路開拓の取り組みに加え、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+ 30 円以上である小規模事業者 ※赤字事業者は、補助率 3/4 に引上げる とともに加点を実施。 |
卒業枠 | 販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし小規模事業者の従業員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者 |
後継者支援枠 | 販路開拓の取り組みに加え、アトツギ甲子園においてファイナリストに選ばれた小規模事業者 |
創業枠 | 産業競争力強化法に基づく「特定創業支援等事業の支援」を受け、販路開拓に取り組む創業した小規模事業者 |
インボイス枠 | 免税事業者であった事業者が、新たにインボイス発行事業者として登録し、販路開拓に取り組む小規模事業者 |