野中敏博税理士事務所 ブログ

東京で税理士をしている野中敏博と言います。元々はシステムエンジニアだった知識・経験と、開業後に始めたマーケティングを活用して、毎日経営者の方々と一緒になってこの不況を乗り切ろうと頑張っています。

働き方改革推進支援助成金<勤務間インターバル導入コース>(2)成果目標と支給額

<ブログ用 目次>

 

前回に引き続き、「働き方改革推進支援助成金」の勤務間インターバル導入コースをご紹介いたします。

 

今回は、成果目標と支給額のご説明になります。

 

1.成果目標

勤務間インターバルの整備状況(前回の記事で解説の「対象となる事業主」の「エ」①~③)に応じて、下記「成果目標」の達成を目指して取組を実施します。

 

新規導入

新規に、所属労働者の半数を超える労働者を対象とする勤務間インターバルを導入する

適用範囲

の拡大

対象労働者の範囲を拡大し、所属労働者の半数を超える労働者を対象とする

時間延長

所属労働者の半数を超える労働者を対象として、休息時間数を2時間以上延長し、9時間以上とする

 

これらの成果目標に加えて、「指定する労働者の時間当たりの賃金額を、3%以上または5%以上引き上げる」ことを成果目標に設定することが可能です(助成額の加算あり)。

 

2.支給額

上記「成果目標」の達成状況に応じて、助成対象となる取組の実施に要した経費の一部が支給されます(最大580万円)。

 

*1企業当たりの上限額

休息時間数

補助率

新規導入に該当する

ものがある場合

適用範囲の拡大・

時間延長のみの場合

9時間以上11時間未満

3/4

80万円

40万円

11時間以上

3/4

100万円

50万円

 

※常時使用する労働者数が30人以下かつ、取組⑥または⑦(前回の記事参照)を実施する場合で、その所要額が30万円を超えるときは補助率4/5

 

*賃金引上げ達成時の加算額

<常時使用する労働者数が30人以下の場合>

引上げ人数

13

46

710

1130

3%以上引上げ

30万円

60万円

100万円

1人当り10万円(上限300万円)

5%以上引上げ

48万円

96万円

160万円

1人当り16万円(上限480万円

 

<常時使用する労働者数が30人を超える場合>

引上げ人数

13

46

710

1130

3%以上引上げ

15万円

30万円

50万円

1人当り5万円(上限150万円)

5%以上引上げ

24万円

48万円

80万円

1人当り8万円(上限240万円)

 

こちらの助成金の活用を検討されたいとお考えの方は、当事務所までお気軽にお問合せください。

 

(2023年08月)


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